厚生連は「農民の健康は農協組織の手で守り、明るく豊かな農村を築く」ことを目的に設立されました。茨城県における農村医療の取り組みは、農業協同組合の前身である産業組合からで、水戸市に病院を開設したのが始まりです。 戦中、戦後の医療荒廃期には、農民や地域住民の医療と健康管理、無医地区の医療に従事し、昭和20年代には農協の先覚者により県内16ヶ所に農協病院・診療所を開設して医療活動を行いました。 現在は、県内6ヶ所に病院(総ベッド数2339床)を集約、公的医療機関として地域に根ざした医療事業を展開し、「医療・保健・老人福祉事業を通じ、組合員ならびに地域住民の暮らしと健康を守り、明るく豊かな地域づくりへ貢献する」という理念のもと、6病院それぞれが地域の中核医療機関として診療機能の充実と安全、かつ高度な医療を心がけ、良質な医療・保健・福祉サービスを継続して提供することを目指しています。