高校から次の進路を決めるにあたり、オープンキャンパスに参加した際に言語聴覚士という職種を知りました。嚥下機能の低下で食事が摂れない方や、病気などで言葉が出なくなってしまった方など、生活に大きな影響が出ている人達を支援するという事に魅力を感じ、この道に進もうと決めました。
入職して1年目は、先輩の訓練を見学しながら、少しずつ担当する数を増やしていき、経験を積んでいきました。先輩からのアドバイスや、実際に立ち会ってもらうなどのフォローもあり、安心して業務に取り組むことができました。
今はコロナ禍で、病棟担当制になっていて、私は脳血管疾患の患者さんを担当しています。高次脳機能障害、嚥下障害、構音障害のリハビリを行っています。また、脳血管疾患以外の患者さんでも嚥下機能が低下した方は対応しています。ご飯を食べられなかった患者さんがリハビリを続けていく中でお水を少しずつ飲めるようになり、食事もゼリーやペースト状のものから普通のものを食べられるようになって笑顔になっている姿を見た時に、大きなやりがいを感じます。
今年度4月に回復期病棟がオープンし、高次脳機能障害に対する退院のための支援を手探りで行っています。この他にも自動車運転のシミュレーター導入もあり、様々な新しい取り組みに対し、メンバー全員で協力しながら上手くいくように進めています。
当院の言語聴覚士は若い人が多く、和気あいあいとした雰囲気で相談しやすい環境です。リハビリテーション部全体の雰囲気も良く、働きやすい職場ですので、是非一度見学に来てください。