叔母が薬剤師だったので、私にとって薬剤師は幼いころからとても身近な職業だと感じていました。そういった影響もあり、私も将来は医療の仕事に携わりたいという思いが芽生え、自然と薬剤師の道に進みました。
就職にあたっては、地元の病院で働きたいという思いがあったので、幾つかの病院を見学させていただきました。その中から当院を選んだのは、地域の中核病院であるという事もありますが、なにより職場の雰囲気がとても明るく、自分にとって働きやすい場所だと感じたからです。
入職後の3カ月間は、当直業務に入れるように調剤部門と注射部門で取り揃えや監査などを学んでいきます。その後は服薬業務なども担当していきます。私の場合は同期が4人いたので、調剤部門1名、注射部門1名、服薬担当に2名と分かれてローテーションで各部門を回り、業務を覚えていきました。分からない事や疑問に思った事は、先輩が優しく教えてくれるので、安心して業務に向き合う事ができました。
今は整形外科病棟を担当しています。受け持つ患者さんの数も多く、副作用や薬の形状に対して不信感を持っている方もいるので、薬を飲んでもらうためにはどういう説明をしたら良いのかを、日々試行錯誤しています。そういった患者さんが服薬指導を通して薬を飲んでくれるようになったときは、とても嬉しい気持ちになります。また、医師や看護師と治療方法についてそれぞれの視点から話し合いを重ねた結果、その患者さんが元気に退院していく姿を見た時は大きなやりがいを感じます。
今年からNSTの委員会にも参加し、週1回のカンファレンスに参加しています。医師や看護師、管理栄養士、リハビリのスタッフが多く集まり、活発な意見交換をしています。こういった多職種連携から学べる事も多く、自分の視野を広げる事ができる良い機会にもなっています。
今後の目標については、まだ自分の好きな分野や得意な分野を模索している段階なので、現在の業務を通して自分の強みを見つけ、それを極めていければと考えています。そして、認定薬剤師等の資格取得を目指していければと思います。
当院の特徴は他職種との距離が近く、お互いが相談しやすい環境にある事です。是非見学に来て、職場の雰囲気や他職種とどれくらいコミュニケーションが取れているかを見てください。薬剤部だけでなく、他部門も雰囲気が良く、病院全体が風通しの良い職場です。一緒に働ける日をお待ちしています。