将来は医療の仕事に就きたいという思いがありました。理科や化学といった科目が好きだったので、そういった知識を活かせる薬剤師を目指しました。
就職先に当院を選んだのは、定期的に業務内容の変更を行うジョブローテーションが行われ、若いうちから様々な業務を経験出来ると知ったからです。また、病院見学の際に対応してくれた部長や先輩方の印象がとても良く、職場の雰囲気が自分にも合っていると感じたのも理由のひとつです。
入職後の最初の3カ月間は研修期間ということで、調剤業務や病棟業務、化学療法業務を学びます。これらの知識は当直業務をこなすのに必要となってくるので、この期間でしっかりと覚えていきます。研修期間終了後は様々な業務を経験していきます。
今は循環器内科と血液内科病棟を担当しています。患者さんへの服薬指導や処方設計の提案、他職種からの薬に関する相談など、チーム医療の一員として頑張っています。他職種からの薬に関する質問や相談に答えるのが結構難しいですね。自分で上手く説明出来たと思っていても実はあまり伝わっていなかったなんて事もあります。論文やガイドラインを調べて勉強するなど、まだまだ覚える事はたくさんあります。多職種との連携には薬の知識だけでなく、病気に関する知識やそれぞれの立場や役割などを理解しないとコミュニケーションが取れないので、日々勉強です。
業務の中でやりがいを感じる瞬間は、やっぱり患者さんからの感謝の言葉ですね。「今までで一番分かりやすい説明だった」と言ってもらえた時は本当に嬉しかったです。他にも禁忌薬剤の処方に気づけた時や、患者さんの退院に向けて医師と協力して薬の調製が上手くいったときなどもやりがいを感じます。
各現場で働きながら学んでいく形になりますが、どの部門の先輩方も優しく、質問にもしっかりと答えてくれ、成長を支えてくれます。この病院を選んで良かったと思います。こういった環境でしっかりと学び、まずは病院薬剤師会の認定薬剤師の資格を取りたいと考えています。
就職先を決めるにあたり、大切なのは自分が何を重視するか?という事です。何をしたいのか?目指す先は?そういった自分の中の軸をしっかりと持っていれば、数多くある病院の中から自分に合った病院が絞れてくるのかなと思います。病院見学だけでは見えてこない部分もありますが、自分に合う、合わないといった雰囲気は感じられるはずです。当薬剤部に興味が湧いたら是非見学に来てください。一緒に働きましょう。