中学生の時に東日本大震災を経験し、原発の事故をきっかけに放射線というものを知りました。当時は危険なイメージしか抱いていませんでしたが、その放射線の専門家として画像検査や放射線治療を行い、人を救う医療に携わる職業があることを知り、診療放射線技師を目指しました。
当院を選んだのは、総合病院でたくさんのモダリティがあり、ここであれば多くの経験を積むことができると考えたからです。放射線を使った検査だけでなく、超音波検査やMRI検査など、当院には最新の装置を含め、全て揃っているのが大きな魅力でした。
入職して1年目は1ヶ月ごとに各モダリティを回り、先輩から業務の基礎を学ぶことができます。また2年目からは、その基礎をもとに夜勤業務も行えるようになります。
患者さんとの距離感を考えた接遇はもちろん、動けない患者さんに対して角度をどう合わせるか、線量はどうするか、毎回考えて対応しなければならない撮影方法など、現場でしか学べないことがたくさんあります。また、救急患者さんの対応では、緊急を要するなかで迅速にCT検査やレントゲン検査を行わなければならず、その責任は大きいですが、治療が上手く言って予後が良くなったのを知ったときなどは大きなやりがいを感じます。
今後は各モダリティの経験を積みながら、より専門性の高い検査ができるようスキルアップに努めるとともに、その中で興味を持った分野の資格取得を目指したいと思います。
診療放射線技師の業務は多岐に渡ります。モダリティの多い病院で働くことで自分の進みたい道が見え、目標を持って働けると思います。当院に興味のある方は一度見学に来てください。