中学生のころから、将来は医療関係の仕事に就きたいと思っていました。高校生になり、将来を考えるタイミングで臨床検査技師という職種を知りました。薬剤師の仕事にも魅力を感じていましたが、臨床検査技師の方が自分に向いていると感じ、やってみようと決心しました。
病院実習ではなめがた地域医療センターでお世話になり、アットホームな雰囲気の中で、皆さんが丁寧に指導してくれました。こういった経験からJA茨城県厚生連の病院で働きたいと思い、土浦協同病院であれば取り扱う検体の数も多く、色々と勉強できると考えて入職を希望しました。
臨床検査技師にも日当直業務があるので、1年目はローテーション制で様々な検査業務に携わります。覚える事も多いですが、先輩が丁寧に教えてくれ、スキルの幅を広げる事ができます。
今は血液検査部門に配属されて2年目になります。ここでは貧血や白血病など、主に血液の病気に関する検査を担当しています。顕微鏡で血液像を観察し、異常が無いかを調べますが、患者さんも多く、様々な症例を経験しています。この他の業務として骨髄検査があります。血液内科の医師が検体を取りますが、直ぐに固まってしまうので、急いで標本を作成します。限られた材料と時間で標本作成を行わなければならず、緊張感を持って対応しています。本当に毎日が勉強です。
部内には資格を持った先輩が多くいて、私もその背中を追いかけたいという気持ちがあり、2級臨床検査士資格の取得を目指しています。臨床検査部は資格取得についてバックアップしてくれるので、最終的には認定資格を取得して、病院や部にフィードバックできたらと考えています。
大学4年生になると就職活動や国家試験があり、色々と不安になることがあると思います。緊張の毎日で大変だと思いますが、そういったなかでも上手に気分転換をして気持ちをリフレッシュしてください。そして目標に向かって頑張ってください。