高校では陸上部に所属していました。2年生の時に友達が大きな怪我をしてしまい、その時に何もできない自分がいて、不甲斐無さを感じました。何か力になれる事がないかと調べている時に理学療法士という職業があるのを知りました。
最初はスポーツリハビリテーションを提供する理学療法士に興味がありましたが、作業療法士は身体障害領域だけでなく、精神や発達、老齢など幅広い領域を担当する事を知り、興味が移りました。また、手先の細かい動きの練習なども行うので、細かい作業が好きな自分に向いていると思い、作業療法士を目指しました。
大学4年生の時の最後の総合実習が水戸協同病院でした。その時に見学だけでは分からなかった職場の雰囲気や、患者さんへの関わり方などを観察していく中で、とても活気があり、笑顔が溢れる明るい職場だと感じました。作業療法士の先輩方も優しく、私もここで働きたいと思い、入職しました。
大学での学びは基礎であって、現場では新たに多くの事を学ばないといけません。1年目は新しい知識や技術の勉強で、ついていくのに必死でした。そういった新人をサポートするために新人マニュアルが用意され、項目ごとに到達目標達成度をチェックできるようになっています。自分に足りない部分を客観的に把握することで、バランスよく成長する事が出来たと思います。
関わった患者さんからの「有難う」の言葉が大きなやりがいになっています。人の役に立つ仕事をしたいという思いで作業療法士になったので、自分の関わった患者さんの状態が良くなっていく姿を見るのは嬉しいです。
3年目となり、多少ですが心に余裕もできてきました。知識も増えましたが、まだまだ粗削りですし、知らない事もたくさんあります。今後も引き続き多くの知識を吸収し、技術を高めていきたいです。
病院を選ぶ際には、必ず見学をすることをお勧めします。実際に目で見てどんな環境でどのように患者さんと関わっているのかを感じて欲しいです。当院にも興味があれば、是非見学に来てください。