脳ドック

今回は「脳ドック」について知っていただきたいと思います。

脳ドックは脳出血、脳梗塞、脳動脈瘤や脳腫瘍をMRI検査でみつけるためのコースです。脳血管障害は自覚症状などの前触れなく突然発症することもあるため、40歳を過ぎて一度も検査したことがない方には是非受診していただきたいと考えています。

高血圧や糖尿病、コレステロールなどの異常を指摘されている方、喫煙をされている方、過去に喫煙をされていた方、肥満がある方、血縁者に脳卒中や脳腫瘍を患った人がいらっしゃる方などにお勧めです。

30~40分程度かけてMRI検査を行い、脳実質や脳の血管について評価します。ペースメーカを装着されている方や閉所恐怖症のある方などはMRI検査を受けることができないことがあります。

脳ドックには主に、頭部MRI・MRA検査及び頚動脈超音波検査、頚部MRA検査があります。
(検査内容は病院毎に異なります。)

【検査について】

  • MRI(磁気共鳴画像撮影法)検査は、身体に電磁波をあてることで細胞に含まれる水を共鳴させ、その信号から断面画像を得るものです。頭部MRIとはMRI装置を用いて頭部の断層写真を撮影する検査です。脳卒中(脳出血、脳梗塞、くも膜下出血など)の検出やリスク発見、特に虚血性の脳卒中である「脳梗塞」の検出に優れています。
  • MRA(磁気共鳴血管撮影法)検査も、電磁波を用いますが、血流の信号のみを処理することで、造影剤を用いることなく血管の形態を立体画像化します。頭部MRAとは、MRI装置を用いて頭部の血管の状態を立体画像化する検査です。脳動脈の狭窄やくも膜下出血の原因となる未破裂脳動脈瘤(みはれつどうみゃくりゅう)や、脳動静脈奇形の有無など、虚血性及び出血性脳卒中のリスク発見に役立ちます。

  • 頚動脈超音波検査とは、超音波が頚動脈まで届いて反射した波を画像に変換して、動脈壁の厚さや血流を計測して、どのくらい動脈硬化が進行しているかを知ることができます。検査自体もプローブという機器を首に押し当てて動かすだけなので、身体には負担はかかりません。

  • 頚部MRAとは、磁力を利用して、大動脈から頚動脈までの血管だけを3次元的に撮影し血管の全体像を捉える検査です。

ここがポイント

下記に該当する方は脳ドックの受診をおすすめします。

  • 40歳以上でまだ一度も脳ドックを受診したことがない
  • 高血圧、脂質異常(高脂血症)、動脈硬化などの診断を受けている
  • 家族や血縁者に脳卒中になった人がいる。もしくは糖尿病、高血圧の傾向がある
  • 飲酒、喫煙の習慣がある

加えて…こんなオプションも!
実施病院:土浦協同病院 予防医療センター

  • 頚動脈超音波検査
    ※脳ドックのオプション検査となります

実施病院:JAとりで総合医療センター 健康管理センター

  • アルツハイマー型 認知症危険因子検査 アポリポ蛋白 Eフェノタイプ
  • 脳梗塞・心筋梗塞リスク検査 Lox-indexⓇ
  • 認知症予防検査 MCIスクリーニングプラス
  • 動脈硬化性疾患検査 血中脂肪酸分画

検査の結果が要精密検査となった場合には必ず医療機関を受診しましょう。